分身ロボットで働く、新しい在宅ワーク
外出困難者と社会をつなぐ
AVATAR GUILD

 

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オリィ研究所は、外出困難な人達が分身ロボットのパイロットとなり、社会での新しい働き方を開拓するプロジェクト「アバターギルド」をスタートしました。

PCやスマホから操作できる分身ロボットを使えば、入院中でも、重度身体障害があり首から下を動かす事ができなくても、あるいは育児や介護、感染防止などで外出が困難であったとしても、カフェや受付での接客や案内、 会議へ出席、講師や秘書など、これまでテレワークでは困難だった様々な仕事を行う事ができます。

分身ロボットを用いた新しいテレワークの働き方、社会参加をご提供致します。

分身ロボットで働く先輩達の事例

山﨑さん
共和メディカル株式会社
スイーツショップ店頭

山﨑さんは6年前に脊髄損傷となり、手と足が全く動かない状態となりましたが、2018年8月、オリィ研究所の「分身ロボットパイロット」の募集へ応募し、「分身ロボットカフェプロジェクト」の初期メンバーとして事故前に従事していた飲食店での接客業に復帰しました。
2019年に開催された第2回目のカフェ実験では、フロアマネージャやシフト調整と、広い業務を担当しました。
2019年9月から、共和メディカル株式会社に採用され、分身ロボットで就労を開始。スイーツショップでの店頭販促、医療専門学校での講演活動、SNSなどでの広報業務など幅広い範囲で活躍してます。

坂本さん
日本電信電話株式会社(NTT)
本社受付

拘束型心筋症で長期入院し、心臓移植の待機をしている坂本さんは、2019年10月から分身ロボットパイロットとなり、関西の病院に入院しながら東京のカフェで働いた事例となりました。
相手を思いやり暖かい対応をしながら、楽しくコミュニケーションを繰り広げる坂本さんの姿に、「是非、坂本さんに当社で働いてほしい」「一緒にお仕事をしたい」というオファーが複数の企業から重なる様になり、2020年2月からNTT本社にてOriHime-Dでの受付業務を開始。2020年5月からNTTクラルティの社員として雇用されました。

山本さん
日本マイクロソフト株式会社
技術統括室

元SEとして仕事をされていたところ、難治性の重症筋無力症と診断されて外出が困難となり、仕事が出来なくなっていた山本さんは、2019年分身ロボットパイロット募集にエントリー。
分身ロボットカフェ実験では、カフェの接客をされていたところ明確な判断力とテクニカル分野のお仕事での経験を評価され、日本マイクロソフト様にて2020年2月よりお仕事を開始。
日々最新の技術情報に触れることを楽しみつつ、的確に業務をこなす姿勢は好評で、多様な働き方を日本マイクロソフト様と共に推進されています。

パイロット採用までの流れ

書類審査と、面談による合否があります。まずは分身ロボットパイロットへエントリーしてください。

01

お申し込み・面談

ご自身の就労意欲の表明として、お申し込み事項を記入ください。スキル、今後就労で発揮したい能力、 意気込みをご記入ください。その後、zoomを使った面談を実施します。

02

カフェでトレーニング

就労経験が無かったり、10年以上働けていないなどブランクがあって不安な方も大丈夫です。分身ロボットカフェなどで就労移行のトレーニングをし、苦手意識の克服や、接客などのスキルを磨いていただく事ができます。

03

企業の求人のご紹介

あなたの希望条件に合う企業との面談や、面談時のサポート、就労準備、就労定着までフォローさせていただきます。

分身ロボットとは?

分身ロボット OriHime(オリヒメ)は、PCやスマホからインターネットを使って遠隔で操作する事ができる、操作者にとってのもう一つの身体、分身となるロボットです。
生活や仕事の環境、入院や身体障害などによる「移動の制約」を克服し、「その場にいる」ようなコミュニケーションを実現するため、2010年に開発され改良を続けられてきました。

オリィ研究所が「分身ロボットを用いた新しい働き方開拓プロジェクト」を手がける理由

オリィ研究所は孤独化の要因となる「移動」「対話」「役割」などの課題をテクノロジーで解決し、これからの時代の新たな「社会参加」を実現します。

私達は、2016年から肉体労働ができるテレワークを「アバターワーク」と名付け、肢体不自由な方や、外出困難な方が働ける「分身ロボットカフェ」の実験プロジェクトを開始し、2018年に10名のパイロット達と共に実施しました。移動に困難があったり、対話が難があったり、不安で自信が無かったり、就労に至れない様々な要因を洗い出し、最適なツールの開発、トレーニングプログラム開発に力を注いできました。

2018年から重ねてきたプロジェクトにより、適切なテクノロジーの支援があれば肢体不自由であっても自分の能力を発揮でき、本人も社会の役に立てる実感が得られるということが実証されました。さらにパイロット達の働きぶりに目を留めた企業からオファーをいただき、これまで複数の企業での就労事例を作る事ができました。

今回の「アバターギルド」プロジェクトは、これまで在宅での就労が困難だった意欲のある方に向け、分身ロボットカフェで就労訓練を受けることができ、企業への就労を支援するプロジェクトです。

トレーニング、就労準備、就労定着まで、これまで以上にフォローする体制を作り、社会へ参加したい方が働ける事例を増やしていくと共に、 障害を持つ方の雇用をお考えの、あるいは慢性的マンパワー不足を感じる企業様をお手伝いさせていただきます。

(c) OryLab Inc.